手紙(離婚したい、しかし切り出せない) sample
夫から離婚協議を進める場合
元気にしていますか、娘たちも変わりありませんか。
他でもありませんが、二人の現在の関係に如何ほどの進展もないので、離婚契約書を同封しました。
平成○年に私が単身赴任を理由に家を出て○年になります。
その間、二人の婚姻関係は破綻状況にあり、離婚の話し合いも私としては行いたいのですが、あなたの考えもあることでしょう。
今の状況が世間一般の夫婦関係とかけ離れていることをあなたも理解していることと思います。
お互いに夫としてまた妻として生活するわけではなく、あくまで金銭のやり取りだけの夫婦で良いのでしょうか。
私たちの間に出来た娘たちもそれぞれに大人へ成ろうとする大切な時期にさしかかり、良い見本としての夫婦で有れば彼女たちにもっと多くの幸せを与えることが出来たのではと思っています。
そろそろ離婚してお互い次の道を探すのはどうでしょうか?
二人とも50歳が見えてきました。
まもなく長女も成人します。いつまでも親元にいるはずもなく、しばらくすれば二人とも結婚することでしょう。
その時、私たちが今のままでは婚姻の障害にもなりかねません。
裁判離婚も考えますが、それには多大な労力と時間、費用を要します。
協議離婚を選ぶようにお互いが譲歩し、この先の道筋を考えませんか。
私たちの大切な娘二人の為にもそれが良いことと思います。
尚、離婚契約書は公正証書(強制執行認諾条項付)にて作成する予定です。
平成○年○月○日
妻の方から別居を切り出す場合
突然このような手紙を書いてしまったことをどうぞお許しください。
少しだけ私の気持ちを伝えさせてください。あなたと結婚して8年の時が経とうとしています。
子供にも恵まれ、優しい夫と気さくな義父母もいて対外的には羨ましがられるような妻に思われていることと考えています。
しかし、3年前のあなたの一度の浮気を今でも忘れることが出来ないのです。
そのときあなたは真剣に謝ってくれました。
私も1度や2度の浮気でこれまで築いてきた二人の幸せな家庭を壊したくなかった。
結局は私もあなたを許すことにしました。
ですが、この3年の間いつも気に病んでいました。
子供や私の両親、もちろん私にも優しいあなたのことをいつも疑っている自分が存在するのです。
どんなにあなたのことを信頼しようとしても、また裏切られるのではないかと心配でなりません。
あなたにも女性のお友達や会社でのお付き合いもあるでしょう。
そのつどその女性とあなたの関係を疑ったりする自分にほとほと疲れてきました。
このままではあなたにとってよき妻でいることができそうにありません。
しばらく一人になって考えてみたいのです。
すぐに離婚というのでは有りませんが、私の気持ちの整理が付くまで別居してほしいのです。
平成○年○月○日
妻から正直に気持ちを伝える場合
毎日家族の為に身を粉にして働いてくださいましたことに心の底から感謝して来ました。今も同じ気持ちで、これから先も変わることは有りません。
この手紙を書くにあたってどうしても伝えたかったのです。本当に有難うございました。
そろそろあなたも定年ですね。やっとまた新婚当時のように2人で様々なことが出来るものと信じて暮らしてきましたが、あなたとこれからの長い時間をどのように過ごせばよいのか少なからず不安に感じています。
仕事人間だったあなたが家庭のことや子供のことに気が回らなかったことは私も理解していたつもりです。しかし、いざ定年が迫ってくると、あなたと2人っきりの生活に自信が持てないのです。このままでよいのかとずいぶん悩みもしました。もうどうしてよいかもわからずにただただペンを握りました。
息子の○○も独立し、私たちの役目も一区切り付いたような気がします。
しばらくの間あなたとは別のところで暮らしがしてみたいのです。あなたにしてみればあまりにも突然のことで「何を言ってるんだ」と憤慨なさることでしょうが、私の気持ちとしてはもう限界なのです。
世間で言う熟年離婚などに発展することはないと思いますが、独りになって、あなたのことやこれからの2人の将来なども考えたいのです。数ヶ月のことと思いますので、どうかお許しください。
平成○年○月○日
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