日々是慰謝料請求された相談「私が悪いから仕方がない」実務Ver20
18時に予約していた(F)です。
お待ちしていました。
外は少し寒いでしょう。天気は良かったですが、気温が下がってきましたね。
飲み物はコーヒーでいいですか?
では始めましょう。
【問】
実は内容証明を受け取ってしまって。
(行)その封筒ですか?
はい。これです。
(行)拝見してもよろしいですか。
はい。
(行)慰謝料を請求されたのですね。
はっ、はい。
(行)
少し私がリードしてお話伺いましょうか。
できればお願いします。
(行)
何時からそういう関係なのですか?
そうですか、、、まだそんなに経っていないのですね。
会社の上司の方ですか。
それでは今でも同じ職場ということですね。
返事はまだされていないのですか?
ここに2週間以内と記されていますが。
この内容証明が作成された日が今から10日前なのでもうすぐ期限が来ますが。
受け取ったのは8日前ですか。
ではあと6日と考えていいと思います。
配達証明に受取日が記載されていますから。
(F)
このまま何も返信なりお電話なりしないとどういう風になるのでしょうか。
(行)
そうですね。
請求されている慰謝料の全額を振り込むのならそれで終わりでしょうが、振り込みもなく返信もない、電話もかけないのであれば、ここに書いてある通り「法的措置」を執る予定とあるのでそのようにされるかもしれません。
なので放置することは得策ではありません。
できれば相手方が決めている期限までに何がしかのアクションは起こす方がいいと思います。
この問題は解決に時間を掛けることは双方の利益にはならないので早く、特に相手方は早く終わらせたいことでしょう。
その次の行動もあるので。
ここに離婚するとは明記されていませんので、上司の方ご夫婦は離婚までは考えていらっしゃらないのかもしれませんが、夫婦関係に不倫はボディブローみたいに効いてきますから今後どうなるかはわかりませんが。
(F)
では、どんなお返事を差し上げたらいいのでしょうか。
電話を掛ける勇気はないし、直接奥様にも連絡は取れないということなので。
(行)
代理人の先生宛にお返事するしかないですね。
別に代理人の先生もFさんを恨んでいるわけではないので、普通に電話をされてもいいのですよ。
出来ないということであれば、あと残されたものは手紙になりますが。
(F)
手紙がいいです。
それに対しての返信は恐怖ですが、電話で何か言われるよりは気持ち的に安心感がありますので。
(行)
不倫の事実は認めていいのですか?
(F)
はい。構いません。
事実なので。
(行)
そうですか。
どんな手紙にするべきか、それはですね。
相手方が望んでいるような返信をすることです。
(F)
望んでいるということは幾ら支払うかということですか?
(行)
そうです。
お金です。が、相手方がお金を望んでいるというわけではありません。
この問題は謝り切れないものなので、その謝罪を形にしたものがお金ということです。
この世に別の表現がないということです。
それがお金、慰謝料というものです。
Fさんが請求されている慰謝料を全て払うことは可能ですか?
では幾らまでなら支払えますか?
そうですか、3分の2までなのですね。
では最初は2分の1のご呈示をお勧めします。
(F)
その金額で許されるのでしょうか?
(行)
それは分かりません。
相手方がどう考えているのかを推し量ることは現時点では不可能なので手探りでしかありません。
でも、最初からFさんのギリギリの金額をご呈示してしまうと、それで許されなかった場合次のご呈示の金額を上乗せすることができませんよね。
なので最初は控えめに伝えておきましょう。
相手方も多分ですが満額支払いがあるとは思ってはいませんから。
それで次の手紙をもらうことになると思います。
その手紙は凡そ提示金額が少ない、こんなものでは気持ちが慰謝されないといわれることと思われます。
その次、Fさんの提示金額は桁を一つ上げてご呈示しましょう。
(F)
桁を上げる?ですか。
(行)
そうです。
今回がウン十万ですよね。
百万の桁に上げましょう。
「桁」重要です。
それと今月中とか今年中(年末に限られますが)とかも重要な要素です。
区切りは日本人の多くが重要視していますから、それも使える場合があります。
まずは最初のお返事をきちんと書いて、それからまた新たに考えていかざるを得ないでしょうが、まずはきちんと。
(F)
分かりました。
(行)
原案は事務所で考えますが、それを基にFさんの気持ちに置き換えながら手書きで清書してください。
印刷文字より手書き文字の方がより謝罪の気持ちが表れますから。
手書きです。丁寧に書いてください。
では次回は時間的余裕を持って事務所に来てください。
白い封筒と便箋、書きやすいペンも2本ほどご持参ください。
今日は以上です。
【相談後】
(F)
私が悪いのですから仕方がないのですが、他人様から恨まれているということがこれほど辛いことなのかと。
身に染みて感じました。
悪いことした私が言うことではないかもしれませんが。
奥様の方がどれだけお辛かったかと想像しています。
今後はどこか甘ったれた部分を直していかないといけないのだと、心底反省させられました。
今日は先生にばかりお話させてすみませんでした。
気持ちが塞ぐと言葉が出ないものなんですね。
食欲はおろか眠れない日を過ごしてきたので、少し痩せましたが、私が悪いのですから仕方がないです。
(行)
色々ありますよ。
良い時もあれば悪い時もある。
街を皆々平気な顔で歩いていると思いがちですが、その一人一人が悩みを抱えているものです。悩みの種は違っても、そうFさんと違いはありませんよ。
そんなものです。
では気を付けてお帰りください。
(F)
はい。では次回よろしくお願いします。
〈行)
はい。
では。
【日々是慰謝料請求された相談「私が悪いから仕方がない.2」実務Ver23】
14時から予約していた(F)です。
先日はありがとうございました。
少し落ち着きました。
この前の相談で、なんだか一人ではないと思えるようになりましたので。
大変なのは今からということは分かっているのですが、それでも前向きになったような気がしています。
(行)
それは良かった。
飲み物はコーヒーでいいですか。
一つ注意としてテーブルは今から清書してもらわないといけないのでサイドテーブルにコーヒーは置いてください。
原稿はできていますので、そう、これです。
Fさん、まずは手を綺麗に洗ってきてください。
洗ったらハンカチでしっかり水分を拭き取りましょう。
白い封筒と罫線がある便箋、それに書きやすいペンですが。
整いましたね。
準備は良いですか?
では始めましょう。
(F)
謝罪からですね。
(行)
そうです。
途中にも内容の節目節目に謝罪の言葉は入っています。
しつこいくらいに謝罪を入れようかと思いましたが、それもまた逆効果なので、最初と中ほど,文末に入れています。
便箋は下敷きを挟んでください。
右利きですか?
では、便箋に手が触れる部分、そう、手の横腹があたるところティッシュを置いてください。
そうです。
便箋を汚さないように注意して書き進めてください。
書いた文字はティッシュで軽く押して余分な油を拭き取りましょう。
咳やくしゃみを出す場合は必ず口元をハンカチで押さえながらです。
注意事項で緊張が増したでしょうが、時間は気にしなくていいので、ゆっくりいいです。
今日はこの仕事の後には何も入れていませんから。
安心してください。
最初の一行目に代理人の先生の名前と請求者さんの名前を書いてください。
手が少し震えているようですが、何枚もやり直しは利くので。
指のストレッチをしましょうか。
では私が手紙を読み上げますから、ゆっくりです。
「前略
今回の件、誠に申し訳ありません。
このような手紙の中で文字に直しての謝罪は非礼であること、十分承知しておりますが、他の方法も拙私の為思いつきません。
心よりお詫び申し上げます。
他人様のお怒りを受けていることがこのように辛いことと、人生で初めて知りました。
しかしながら自分より本当に苦しい思いをされているのは〇〇様であること、問題を引き起こしておいてよく言えたものだと更なるお怒りに遭いそうですがどうかご容赦ください。」
書けましたか?
そこで改行してください。
残りの行が少ないですね、あと二行ですか。
では二枚目に移りましょう。
最初の行は空けてください。二行目から始めましょう。
二枚目ではいよいよ請求に対してFさんが支払える金額を入れます。
そう、いよいよです。
手紙は二枚目に重要なことを書かないと読む側が焦れてしまいますから。
「今回のご請求を受けまして、夜も眠れないほどに悩み続けました。
満額お支払できるような貯蓄も現時点ではありません。
借りれるあても思いつきません。
しかしそれは甘えであって一角ならぬ苦労をしてでもお支払するのが筋であること、そういうふうに考えて参りました。
今回の件で300万円のご請求を受け、友人等に相談のうえ、お金を借りることができる人もいました。しかし、その借りたお金と私の貯蓄を足しても到底その金額に及ぶものではありません。
分割でのお支払も、申し訳ないのですが考えさせて頂きました。
私の立場からこんな申し出をすることは憚られますが、今回の慰謝料としまして満額で160万円として頂けないでしょうか。
60万円は今月中にお支払致します。
残100万円につきましては毎月3万円を限度にお支払致します。
どんなことがあってもお支払します。
毎月のお支払いが私への罪と思い一生懸命にお支払致します。」
(F)
先生、「毎月のお支払いが私への罪と思い…」のところですが
「毎月のお支払いが〇〇様への罪滅ぼしと思い…。」としてもいいですか?
(行)
そうですね、そちらの方がより気持ちが伝わりそうですね。
そうしましょう。
では三枚目に移行してください。
同じように一行空けてから書き始めてください。
「一文字一文字薄氷を踏む思いで書き綴りました。
ご不快がないようにと細心の注意をして書きましたが、これで許されると自分でも思ってはおりませんが、何卒ご了承ください。
拙文を長々とご高覧頂きありがとうございました。
改めまして〇〇様に心よりお詫び申し上げます。
草々」
平成 年 月 日
F
(行)
書けましたね、それでは一枚目から読み返してください。
間違え等はないですか。
今なら書き直しも可能ですから。
いいですか。
では番号を便箋の下のところに入れてください。
三枚揃えて三つ折りにして封筒に納めますが、先に封筒に代理人の先生の事務所住所を書いてください。
裏にはFさんの住所と名前をキッチリ書いてください。
書けましたか。
では収めてください。
それで完了です。
そうですね、配達証明まではいりませんが、出来れば書留にしてください。
それと共に速達で。
〈F)分かりました。
何だかほっとしました。
(行)
ほっとするのはまだ早いですが、第一段階はこれで終了です。
次に返事があるでしょうから、その返事で相手方の考え方が分かると思われます。
それに対するFさんのお返事は覚悟が、最大級の覚悟が必要です。
頑張っていきましょう。
(F)
次のお手紙が怖いですが、私が悪いから仕方がないですね。
(行)
しっかりと反省していかなければなりませんね。
では、相手方から連絡が来たらお知らせください。
(F)
はい、分かりました。
今日は長時間お付き合いいただいて感謝しています。
ありがとうございました。
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【日々是慰謝料請求された相談「私が悪いから仕方がない3」実務Ver26】
11時に予約していた(F)です。
いよいよ11月ですね。
少し寒いですか?
ヒーター入れましょう。
飲み物はコーヒーでいいですか。
では始めましょう。
(F)
先日やっとお返事いただきました。
先生にお知らせしなければと思いながら、仕事が忙しかったのもあり連絡が遅れました。
すみません。
前の手紙を先方さんに出してから3週間ほど経ったので、もしや、訴えられたかもと少なからず心配していましたが、次の返事を待ってくれるみたいなので、ほっとはしたのですがやはりあの金額では納得されなかったみたいです。
仕方ないですね、私が悪いのですから。
(行)
そうですか、やはり。
そう簡単に受け入れてはいただけませんから。
簡単ならだれも苦労なんかしませんよ。
でも次の手紙、今日書いていただく手紙では最終的なFさんの覚悟を入れる予定です。
このやり取りは2往復が限界です。
だからあとは向こう側、先方さんに決めていただくことになります。
今日書く手紙が最後です。
なので一生懸命に書いてください。
一生懸命に書いたことが先方さんに伝わることはありませんが、念ずることの重要性は今までの経験から感じていますから、気を抜かず全身全霊を傾けましょう。
それがFさんの心の中のくすんだ部分を綺麗にしていきますから。
返信手紙はこうなることを予測して仕上げています。
なので、前の時と同様にしっかり手を洗ってきて下さい。
原稿はこれです。
(F)
この前よりだいぶ短かめですね。
(行)
そうですね。
これでも長いくらいです。
先方さんは金額のみの返事でも、それしか興味がなくなってきていますから、特に代理人の先生は。
なので長々と謝罪を入れたり、こちらの怯えた気持ちを伝えたりという件は必要ないというか、無駄なんです。
では、一行目に代理人の先生の名前と請求者さんの名前を書いてください。
そして一行空けて、そこから書き始めてください。
まずは前の手紙に対するところからです。
「先の手紙では私の窮状をお伝えするばかりの拙い文章にお付き合いいただき感謝申し上げます。」
「代理人の先生からのお返事にあらためて考えさせられました。
なので本日は最大の誠意をと、手紙の中ではありますが、私が持てる最大級の誠意をお伝えしたく存じます。」
書けましたか?
先日より早く書けていますね、皆さんそうですが2度目の手紙は間違いなくすらすら書けるようになってきます。
慣れとは違います。気持ちに余裕があるのです。
さて金額ですが、前が160万、内100万が分割ということでした。
ここで桁を上げましょう。そう、200万に。
(F)
先生、200万も持ち合わせがありませんが。
(行)
知っています。
100万円しかありませんよね、Fさんの貯金。
残りは前回同様分割でということですが、160万より200万となれば一財産感がありますよね。
上げ幅でいえば40万しかありませんが。
前の提示をもう少し押さえておきたかったのですが、ビビりましたね。
最終的に200万で決着したいのなら120万くらいの提示にしておきたかったのが本音です。
先方からすれば「一つの返事」で80万上がることになるので、それは代理人の先生の面目も立つし、請求者さんにしても代理人の先生に支払うお金に充てられるということで。
弁護士さんに依頼されているわけですから、既に結構なお金が掛かっていますから。
なのでこのくらいの上げ幅(80万)が欲しかったのですが、ビビりましたね。
しかし、今回は訴えられる可能性が高かったのでやむを得ないことでした。
ですから160万を提示したということです。
書けましたか。
では2枚目に移りましょう。
1行空けてください。
「分割部分におきましては、きちんと公正証書で契約させていただきます。
どんなことがあってもお支払致します。
私のことを信用されるわけもないでしょうが、私は自身のことを信頼しこれからの3年を罪滅ぼしとしながら生活していく覚悟です。
契約では印鑑証明書の取得などでお手数かけますが何卒ご協力お願い申し上げます。」
「今回、ご呈示させて頂いた金額が私が持てる最大のものです。
なので、ご容赦いただけないのであれば、訴えていただいて構いません。
覚悟はできました。私が悪いのですから仕方がありません。」
あとは日付と名前です。
できましたね。
(F)
訴えられる可能性はありますか?
(行)
それは何とも言えません。
しかし訴えられることはそんなに悪いことではありませんよ。
和解できなかった紛争を和解まで導く作業ですから。
その場で言いたいことも言えるわけですから。
お互いに。
その場の判断は絶対になるので、決められた金額、それは絶対です。
終了です。
少しお時間ありますか?
(F)
はい。何か?
(行)
では散歩しましょう。
近くに神社があるので一緒にお参りしませんか。
(F)
良いんですか?
こんな私が踏み入れても。
(行)
勿論です。
最後は神頼みです。
(F)
おかしなこと言ってすみません。
(行)
Fさん、お賽銭は200円にしてください。
わたしも200円にしますから。
ゲン担ぎです。
200万で受けて頂けるように、同じ数字でお参りしましょう。
(F)
今までの人生のお参りで一番多い金額です。
(行)
人生で一番困っているでしょう、今が。
(F)
はい。
私が悪いから仕方がないですね。
(行)
そうですね。
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【日々是慰謝料請求された相談「私が悪いから仕方がない4」実務Ver27完結編】
18時に予約していた(F)です。
すっかり外は暗くなりましたね。
日が落ちるのが早くなって、もうすぐ冬ですね。
どうぞこちらへ、飲み物は紅茶でいいですか?
では始めましょう。
(F)
昨日やっと返事が来ました。
(行)
なんて書いてありました?
(F)
実はまだ開封してないのです。
何だか怖くて、一人では開けれなくて。
それで今日無理言って来させていただきました。
(行)
成程、そうでしたか。
では開封しましょうか。
(F)
はい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(行)
何と書いてありましたか?
(F)
200万で良いそうです。
(行)
それは良かった、よかったですね。
思いが通じましたね、よかった。
(F)
但しです。
保証人?付けてくださいと書いてあります。
公正証書の契約に連帯保証人を、と。
(行)
やはりそう来ましたか。
前の方の時も同じこと言われて困ったことがあります。
で、成って頂けそうな方はいらっしゃいますか?
(F)
まず連帯保証人というのはどんなものなのでしょうか?
(行)
保証人の中でも一番厳しいものです。
契約者本人と同等の支払い責任があります。
だから安易になるものではありません。
そうですね、親子間とかではあり得ますが。
知人の連帯保証人になる場合はその債務を肩代わりする覚悟は必ず要ります。
そんなものです。
(F)
親になんて言えはしないし、ということは居ませんね。
どうしましょう。
こちらから200万と言っておきながら、今更保証人がいないから契約できないと言えないですものね。
(行)
そうですね、困りましたね。
(F)
以前の方はどうされたのですか?
(行)
その方はR銀行から借り入れされました。
それで一括で支払いました。
(F)
R銀行ですか、口座は持っています。
何かとポイントついてくるのでよく使っています。
(行)
借り入れします?
(F)
一旦は分割でと言っておきながら一括払いしても何も問題はないのでしょうか?
(行)
そもそも分割は支払いに対してのリスクを伴います。
途中で支払いが止まるのではないかというリスクです。
だから連帯保証人を付けなさいといってきているのです。
相手方も連帯保証人をFさんが付けてくるとは想定していません。
こうしておけば一括で支払ってくる可能性が高いと踏んでいると私は考えていますが。
借りてでも支払ってくださいとはなかなか書けませんから。
(F)
そうなんですね、貸してくれるのですかね。
検索してみます。
(行)
Fさんは会社員なので収入面での安定があるので借り入れは可能でしょう。
(F)
年収からすれば120万円を限度に借りれます。
ただ月々の返済が大変ですが。
でも同じですね、公正証書で契約して毎月支払うのも同じような金額を考えていましたから、借ります。
借りて一括で支払います。
(行)
良かったですね。
暫くは苦しい生活かもしれませんが、なんとか遣り繰りしながら頑張ってください。
また良いことありますよ。
今がどん底でしょうから、これからは上がる一方ですよ。
そう信じて生活しましょう。
(F)
そうですね。頑張ります。
200万揃ったらここに振り込めばいいのですね。
代理人の先生の口座ですが、ここでいいのですね。
(行)
はい、そうです。
振り込んだら代理人の先生宛に200万円を振り込んだことを手紙でお知らせしてください。
簡単に一文で構いません。
それと和解書ですが後日こちらから送付いたしますと付け加えてください。
向こう側は必要性が余りありませんが、Fさんは和解書がないといけませんから、和解書は私が作成しておきます。
2通作成してそれぞれが保持するようなものです。
それを手にして今回の問題は完結です。
(F)
分かりました。
先生には長々とお世話になり本当に感謝しています。
自分の至らなさから招いたこの事態を整理していただき本当に感謝しかありません。
(行)
ありがとうございます。そう言って頂けるとまた頑張ろうという気持ちになりますね。
(F)
私も頑張ります。
(行)
もうこんな時間ですね、帰りは気を付けて。
支払いが済んだら一度事務所に来てください。
和解書に記名押印していただくので、印鑑を忘れずに。
(F)
私が悪いから仕方がないですね。でも良かったです。
なんかスッキリしました。
神様にも感謝しなくちゃですね。
(行)
200円しかあげていませんが通じましたね。
ではまた。
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