離婚福岡相談【悪いのは全部私の所為、義父母にもうんざり】実務Ver34
日々是離婚相談【悪いのは全部私の所為、義父母にもうんざり】実務Ver34
11時に予約していた(D)です。
こんにちは、今日は晴れていますが最近変わりやすい天気ですね。
春になったというより初夏のような陽気ですが。
飲み物は冷たいコーヒーでいいですか。
では始めましょう。
どうされました。
【問】
初めてこのようなことを人に話するので緊張して。
どこから話せば良いのか分からないのですが。
(行)
どこからでもいいですよ。
そのうち掴めますから。
(D)
そうですか、分かりました。
うちの主人のことなんです。
もう、どういったらいいのか。
ざっくりいうと、会社で上手くいかないことがあって、機嫌が悪い時も多いのですが、それが私の所為だからと。
いつも言うのです。
「お前なんかと結婚するんじゃなかった」と。
もう慣れてしまってどうも思わなくなってきてしまいましたが、異常なことですよね。
そう思うでしょう?
(行)
そうですね。
通常は言いませんよ。
相手を少しでも慮っている方は。
(D)
そうです。
配慮がないのです。
私に。
(行)
例えば何かエピソードとかありますか?
(D)
主人、朝が苦手なんです。
いくら起こしてもなかなか起きなくて。
毎日遅刻寸前で会社に出社します。
遅刻する時もあるみたいです。
それで上司に苦言言われると、それがもう私の所為なんです。
「お前がちゃんと起こさないから」
起こしていますよ、私も。
きつく起こすと怒るのでやんわり起こすのですがそれでは起きないし、最終的にきつく起こすしか方法がないのです。
そしたら怒るし。
朝から喧嘩して気分悪く二人の一日が始まるので、毎朝が苦痛っぽくなってしまって。
(行)
朝起きるのは皆さん大変だろうと思いますが、それでもちゃんと起きて遅刻することなく出かけていますから、甘えているのですかね。
(D)
甘えている、多分世の中に甘えているのだと思います。
当然嫁である私にもそうですが、義父母も甘やかして育てたこと私に伝えていますから。
一人っ子で大切に育てられたみたいです。
もう一人子供がいるような状況です。
子供は二人います。
11歳と7歳。
二人とも女の子です。
そろそろ多感な頃になっきまして。
そういう我儘で身勝手な父親に、特に長女の方は嫌悪感を示してます。
なんであんな人と結婚したのかと聞いてくるんです。
それは私も今頃になってよく考えるんですよ。
なんでこの人と結婚したのかと。
(行)
どうしたいですか?
(D)
はっきり言って別れたいです。
それです。
色々考えてきましたが、最終的にこの人とは一生涯を添い遂げる気にならないんです。
で、別れると決めたら、どこから手を付けていけばいいのでしょう。
なんせ初めてなもんで。
(行)
皆さん初めての方が多いですが、たまに2度3度の方もいらっしゃいますが、相手が違うと先の経験もそこまで有効でもありませんから。
まずは告白です。
そう、付き合う時と逆のことをしていくのです。
大雑把に言うとそういうことです。
別れたいことを告げることからです。
ご主人の別れたくないという感情は無視してください。
別れたくないという人が多いですから。
別居は考えておられますか?
(D)
はい。
両親が近くに住んでいますから。古い家ですがそこに暫くは厄介になろうかと考えています。
子供たちも校区変わらなくて済みますし。
(行)
それは良いですね。
ご両親は今のDさんの気持ちをご存知ですか?
(D)
はい、伝えています。
主人にはどう伝えたらいいでしょうか?
(行)
どう伝えても良いです。
離婚したいという告白はどのように伝えても相手のショックは変わりませんから。
どう伝えても最初は拒絶なんで。
その反応を見た後が重要です。
なので最初は一言、「離婚したい」で構いません。
理由を聞かれるでしょうが、そこはハッキリと答えない方がいいでしょう。
少しご主人に考えさせるということです。
なんでこういうことを妻が言い出したのかと。
そうすることで彼なりの理解が生まれ、改善される部分も出てくると思います。
何故なのかを考えもしないようなご主人なら事を進めるだけです。
考える人であれば二人で「話し合い」がもてるでしょう。
(D)
多分あの人のことだから両親に相談すると思います。
そこで
「よしよし、お前は何にも悪くないよ、お母さんがよく言って聞かせてあげるから」
とか言われるのが落ちです。
うんざりしているんです、私。
義父母にも。
(行)
そうでしたか。
であれば条件を突き付けていきましょう。
(D)
財産なんてないので養育費さえ貰えれば。
(行)
養育費さえ貰えればいいということですが、養育費を貰う為には交渉も必要です。
慰謝料も付けましょう。請求しましょう。
請求するだけしてみましょう。
うん、貰えないと言われますが、交渉の中で養育費を確かにもらうために切れるカードとして慰謝料も請求してください。
養育費だけの請求ではその請求通り行かないことも多いので。
引っ込めることが可能なものも必要なんですよ。
(D)
そうなんですね。
確かに言われていることが分かりました。
(行)
では次回の相談までに契約書は作成しておきますからDさんは離婚したいとだけご主人に伝えておいて下さい。
(D)
はい、分かりました。
(行)
以上です。
【相談後】
(D)
何だかドキドキして来ました。
いよいよ現実になるんだと思うと、心が動き出しました。
(行)
まだまだこれからですよ。
その先に幸せが必ず見つかると思ってこれからの時間を過ごしてください。
時代も【令和】に代わりますから【平成】のうちに着手して新たな時代を迎えましょう。
(D)
何だかいまはワクワクしてます。
今日はここにてお話させて頂けたことが私にとって有難いことでした。
また次回もよろしくお願いします。
猫ちゃんたちも本当に可愛いし、相談中も大人く寝てますね。
可愛い。
ありがとうございました。
(行)
こちらこそ。
行政書士家族の問題法務事務所
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