どんな手紙でも書きます。代書(行政書士家族の問題法務事務所)
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代書
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【離婚後養育費請求の手紙サンプル】
大変ご無沙汰しています。
私からの手紙に少なからず驚かれたことと存じます。
なぜ今になって連絡を?と思われていることでしょうが、少しばかりお時間を取らせてください。
過日、○○さんとの離婚が成立しましたが、そのときには別れることだけで精一杯の精神状況でした。
後先考えもせず、また、子供の将来のことも考えず、ただ○○さんとの離婚に執心していました。そのときはそれで良かったのです。
実家に戻り二人の新たな生活を模索しながら、自分のもてる全てで子供を育てていく覚悟と確信を得ていました。
あれから約9年が経ちましたが○○さんは一度も子供に会おうともしません。父親であることをお忘れであるかのように、存在自体を消しておられるのでしょうか。気にならないのであればそれも仕方のないことかと思いますが、やはり父親としての責任は果たしていただきたいものです。
常にそう思って暮らしてきました。
子供も、もう10歳になります。私たちがどのようにして結婚し、経過、離婚したかなども私に尋ねないにしろ気になっているはずです。
幸せな家庭環境を彼に施してあげられなかった私たちの責任は非常に重いものなのかもしれません。母親一人では男の子の望む全てを差し出すことは適わず、不満も持っているでしょうが、私の苦労を知ってか何一つ口にしません。
それはそれで不憫というものでしょう。
最近特に考えることは、今後、私一人の収入では彼に充分な教育を受けさせることが不可能ではないかと思うようになってきました。
私も朝から夜遅くまで仕事をしていますが、頂く給与は食べていくのがやっとの状況です。いろいろと母子に対する手当てもあるみたいですが母との同居では受けることもできません。かといって実家を出ることも躊躇しています。が、いずれは成長とともに手狭な実家は出なければなりません。あと数年でしょうか。
ここまで読んでいただいて、○○さんもご理解できたと思いますが、私ども親子の心からのお願いです。
子供に養育費を戴けないでしょうか。多くを望むものでもありません。
4月より毎月金3万円を指定の金融機関の口座に振り込んでいただけないでしょうか。
離婚時は取り決めせずに終りましたが、私たちの子供である以上、どうかご考慮、ご配慮お願いいたします。
今回は不退転の心持です。
もしお願いを却下なさるようであれば、家庭裁判所での調停も視野に入れ対処させていただきます。
できればこの手紙の到着後10日以内にお返事を下さい。
追伸
女手一つで子供を育てていくなかでどうしても父親である○○さんに頼らざるを得ない状況になりました。このことを誰にも相談できずに過ごしました。悩んで、悩んで、やっと結論を導きました。
私が養育費の請求など何もせずに終れば、それは自分の母親としての責任を放棄し、子供の権利を蔑ろにしてしまうような気がしました。
離婚時に泥にまみれた私の心を少しでもきれいにすることができればと、○○さんに頼ることを拒否していましたが、どんな状況でも子供を護ることが私に架せられた大きな使命であると考えを改めました。
どんな形でもいいのでお返事を下さい。
平成29年○月○日