不貞行為(不倫)NO 慰謝料請求内容証明郵便の例/行政書士家族の問題法務事務所
内容証明郵便がどのようなものかはご存知でしょうが、その中身をいったいどのように書いていけばよいのか大いに悩むものです。
事務所で請け負う事件ごとにその中身は変動しますが、ただ金銭のみ要求するものでも有りません。
相手方に伝えたいことの数々、また今の心境等多くの言葉を駆使し、併せて慰謝料を請求するということを心がけ文章を作成しています。
ここに一例を上げます。
【内容証明郵便の文章例】
通告書
様
冠省
貴女は〇〇〇〇(以下夫)に妻がいることを十分承知のうえ平成〇年〇月ごろより最近に至るまで幾度も夫を誘い不貞行為を行われました。この不貞の事実は貴女が夫と交わした携帯電話メール及び二人の自白により明らかにしております。
この事実により当方は大きな精神的苦痛を受け今も立ち直ることすら出来ない状況です。
夫と貴女の不倫関係を知った当初貴女との関係を全て葬りたい一心で私も事を荒立てるつもりはありませんでした。
貴女に内容証明郵便など送らずにこの問題を自分一人で解決する方法を真剣に模索していました。
しかし日が経つにつれ事実と向き合えば向き合うほど夫と話せば話すほど如何に解決することが難しいか嫌というほど分かってきました。
思案の結果それは私が日常をなくしたからではないかという気がしました。何気ない毎日を奪われやり場のない憤りをこの気持ちを誰にぶつければよいのかと精神が崩壊するほどの苦しみを経験しています。
離婚するかしないかは今の状態では判断ができません。最後に決断することがあるかもしれませんが今はその時ではないと思っています。ここは私さえ我慢をすれば何事も起こらなかったと錯覚できる日が以前の日常が訪れるものと信じ急いで結論を導かないでおくことにしました。否 していました。
その頑張りもついに終るのかもしれません。
去る〇月〇日に夫は貴女の家まで行きましたよね。「来てくれてありがとう。 大好き」化粧っ気のない顔 平気な顔で貴女は夫にメールしましたよね。ここで平気な顔としているのは昨年の〇月〇日三者で交わした誓約書の文言に大きく反する行為と知りながらそれが私に「ばれなければいいか」という気持ち 当に平気な顔で出しましたよね。人を馬鹿にするにも程というものがあります。貴女から何度か謝罪の言葉も頂きましたがその言葉は本心からではなく単に口を滑らせた程度の何ら気持ちが入っていないものだったと確信しました。
貴女さえこのようなことを引き起こさなければ仲の良い夫婦でこれから先も過ごせたのに 親にも孫の顔を見せることができたのにと…心から悲しい。
こんなことがこれから先も続くのかと貴女を怨んでも憎んで足らないということを伝えたかった。
私の気持ちを少しでも理解していただきたかった。
同じ人間として同じ女として です。
私がこのようなまねをしなくてもいずれ貴女にはそれ相応の罰があたるはずですが私がその引き金を引くことにしました。
つきましては〇〇様に「民法第709条」に基づき当方の精神的苦痛に対する慰謝料として金300万円をご請求いたします。
私同様貴女にも何か大切なものを失くして欲しい。
それが貴女の日常かあるいは別のものかは知る由もありませんが何か大切なものを貴女が失くさない限り私の気持ちは治まりようがないとの想いで決断しました。
過ちは誰でも犯すもの 至極当然のことですが過ちの正し方でその人の器量が測れると認識しています。
まさにいまの貴女に架された至上命令と思われます。
ここで様々なことを書き並べても事実の前には所詮文章は空しいものです。それでも貴女には少しでも理解していただきたくて空しいことを承知で述べさせていただきました。私が思い出すことも嫌な事実を考えているこの瞬間も貴女は何ら変わりない生活を送っておられるのですね。心配事といえばその日の晩ごはんを何にするかとかその程度のことですよね。お幸せですね。そう思えてなりません。
〇〇様宛て本手紙が着きましたら10日以内に文書で回答のうえ当方指定の金融機関口座(〇〇銀行〇〇支店普通口座番号*******)まで上記金額をお振込み願います。
万一貴女が本書面を無視黙過されるようなことがあれば当方には証拠となるものもありますので速やかに法的手段に訴えます。
草々。
平成○年〇月〇日
文書作成代理
行政書士家族の問題法務事務所
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